大人気ないけど

兄弟でお出かけ

写真プリントをしに行った

あんまりプリントしないから操作がムズい

まずカードを差込んで

どれを写真にしたいのか選択

すると
後ろから手が伸びてきた

明らかに兄弟の手ではないその指は

キャンセルボタンを押していた

うむ、
今時の若者はこんなことをしてくるのか

とりあえず無視して2回目

おいおい、
最初からまたやり直さないといけないじゃん

仕方なくなくやり直す

すると
また魔の手がキャンセルボタンを

ちょっと待てや

何なんじゃこいつは

と振り返るとそこにはそいつの幼い兄弟が

ちっ
仕方ない
3回目で終わりにしてさっさと帰ろう



限界点突破


こいつは一度説教しておいたほうがいい

もちろん聞く耳持たず

そればかりか逆に脅しにかかる始末


若者「いいの?こんなこと俺にしてさ」


ほぅ、どっちが悪いと思ってるんだ

っていきなり殴りかかってくるコイツ

頭おかしいだろ

俺が殴り返したら泣くし

はぁ最悪

しかも 訴えるみたいな

ここから店員立会いの自己正当性主張のスタート




(中略)



兄弟「これを覚えてるか?」
「キミらにあげた栗饅頭」
「実はこれキミらのしか栗が入ってないんだ」


店員「しかしそんなもの前から用意できただろ」


兄弟2「いや、賞味期限が裏に書いてあるからな」
「それはここにしかありえん」



若者「負けた……」

何故栗饅頭に栗が入ってるか入ってないかでこの事件が解決したのかは全くわからない

だがとにかく俺の勝利によって

夢を終えることができたのである




劇終(屮゜Д゜)屮